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編集部が自信をもって集めた、LOHASな情報をお届けしてゆきます。


  • 四季折々 ー和菓子の歳時記ー 第12回

    月鏡

    2014.09.01

    菓銘/「月鏡」つきかがみ
    原材料/ 白あん、求肥、金粉、着色料

    月が最も綺麗な季節。一五夜、お月見、夏が過ぎ澄んだ夜空に浮かぶ月を愛で、思いをはせる。日本人ならではの秋の行事です。

    黄色と茶色に染めた練りきりあんで白あんを包み、優しい光を映す手鏡の様な月をかたどりました。


    和菓子を食べる口福

    お茶をなさっている方は、季節により、またお茶の種類により
    用意するお菓子は、前回書きました、菓銘や器などの設えで変わってきます。

    和菓子は、24時間営業のコンビニでも、ちょっと大きなスーパーでも簡単に手に入れる事が出来ます。
    私の工房では、生菓子がほとんどですので、
    出来立てを召し上がって頂くため注文のみお作りしていますのですぐにとはいきませんが。

    増田れい子さんの書かれた随筆集の中に

    ひとみをこらして、選ぶ。選ばなかったものの印象をしっかりこころにきざむ。
    次の機会にはあれを・・・と心残りをようようなだめる。
    和菓子屋さんの店を出たときは、心がゆたかになっている。美しいものがいっぱい詰まった小箱を抱いて、私はゆっくり町を歩く。

    という件があり、和菓子のショーケースの前で迷い買ったお菓子を大事そうに持ちうきうきとした女性の姿が目に浮かびます。

    季節が変わり、美味しいお茶と共に和菓子を頂く楽しさは、まさに口福。
    疲れていても、込み入った事があっても、少しだけ丁寧にお茶を入れゆっくりと和菓子で一休み。心の幸福、食べる口福を味わっては如何でしょうか。

    「いろんな瓶」増田れい子著 鎌倉書房刊 参照



    和菓子製作・解説: ゆり屋 水嶼克代

    「ゆり屋」は、長年スタイリングやコーディネイトの世界を歩いてきた、水嶼克代が立ち上げた イベント企画、インテリアコーディネイトのオフィス「gigli」が、和菓子で時間や空間を演出する試みで プロデュースする和菓子ブランドです。

    手作りでしかできない世界にひとつだけの設えをして手渡した時に、喜ばれ、驚かれるのが嬉しくて、また作りを繰り返していくうちに依頼が来るようになりました。
    また和菓子はお茶の席で出されるものであるから、基本を頭に入れるため、茶道を習い、美しい包装をするためにラッピングを勉強し、アレンジしながら試行錯誤の繰り返しで現在のゆり屋の和菓子が出来上がりました。

    ゆり屋ホームページはこちらから