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  • 四季折々 ー和菓子の歳時記ー 第13回

    コトホギ

    2015.01.01

    新しい一年が始まる、お目出度い日に紅白の落雁の紹介です。

    新春/落雁
    菓銘/「コトホギ」
    原材料/ 寒梅粉、砂糖、甘納豆、着色料

    新しい一年が始まる、お目出度い日に紅白の落雁

    <落雁>

    落雁は、米の粉に砂糖みつを加えて型に詰め打ち出したお菓子で、干菓子の一種。
    江戸時代には貴重だった砂糖を使った贈答品として使われました。
    時が流れ祝儀、不祝儀に使われお供え物としての定番品となり、鯛や蓮、菊などの型押しで大きなものが多かったのですが、現在では小ぶりのものがお供え物、お茶席でのお菓子として使われています。

    落雁の種類も様々で、プレーンなものの他、柔らかな落雁の間に羊羹や、あま納豆を挟んだ「生落雁」米の粉だけでなく、玄米、蕎麦粉、きな粉等の粉を使うと口当たり、香ばしさなどがそれぞれ個性が出ます。
    使用する砂糖も、上白糖、和三盆糖と変わるだけで、口当たり、色合いなどが微妙に変わってきます。

    魅力は、形と色。
    小さなサイズの中で表現される、折々の植物や、鯛などの縁起物、七夕の糸巻き、型などの行事に由来した木型の繊細さ、微妙な色使いはお店ごとに変わってきます。

    皿に並べた時の美しさは、一枚の絵のようです。

    ほろほろとした口どけを、日本茶だけでなくコーヒーなどにも添えたり、以前のお供え物の堅いイメージから、ちょっとした箸やすめのように気軽に季節の色や移り変わりを、もっと楽しんで頂きたいと思います。


    和菓子製作・解説: ゆり屋 水嶼克代

    「ゆり屋」は、長年スタイリングやコーディネイトの世界を歩いてきた、水嶼克代が立ち上げた イベント企画、インテリアコーディネイトのオフィス「gigli」が、和菓子で時間や空間を演出する試みで プロデュースする和菓子ブランドです。

    手作りでしかできない世界にひとつだけの設えをして手渡した時に、喜ばれ、驚かれるのが嬉しくて、また作りを繰り返していくうちに依頼が来るようになりました。
    また和菓子はお茶の席で出されるものであるから、基本を頭に入れるため、茶道を習い、美しい包装をするためにラッピングを勉強し、アレンジしながら試行錯誤の繰り返しで現在のゆり屋の和菓子が出来上がりました。

    ゆり屋ホームページはこちらから